世の中には被害者意識が強い人がいるけれど
その人が他人に向かって、その「被害者である自分」を主張する時
それは、暴力に等しいと思う。


それは、自分が被害者で、あなたは加害者だ
という主張になってしまうからだ。




被害者意識、というのは
自分の行動や言動、人生に責任を持たないことから来る。


果てしなく広げてしまえば、全て自分の魂が選んだ経験なのだから
何が起きても、「被害者」であるということはあり得ない。
何か学びがあり、自分が成長するために引き寄せているはずなのだ。

そこまで広げないにしても、実は自分の行動や言動から引き起こしたことについても
何かのせい、他人のせいにして、自分は被害者だと思い込む。主張する。


それは結果的に、自分の問題点を見ようとしない、ということになる。
当然、何も成長はない。


そして、その言葉は、加害者ではない「誰か」を攻撃する。
相手に「私が悪かったのか?」と罪悪感を持たせて
自分を正当化する。


しかし、そういった人たちを見ていると
その人自身の波動が、何を引き寄せるか・・・
何を学ぼうとして課題を引き寄せつづけているか・・・

それがよく見えてくる。

「気づきなさい」といいながら、たくさんの人が、鏡となって現れる。

常に、相手の中に見えるのは、自分自身であり
逆に言えば「相手にこうされた」と思っていることを、実は自分が相手にしている。

そして、自分の被害者意識が、更に自分を被害者の立場に追い込む。


だって世界は自分の意識が創っているものだから・・・。


苦しくても・・・逃げないで
過去の傷を乗り越えて、自分の問題を見つけ出して
クリアしていかないと、いつまでも被害者の世界にとどまってしまう。

それは、ひとつの「地獄」とも言えるだろう。

そしてそれは、自分自身が創り出しているということに気付かない限り
いつまでも消えない。。。

アトリエ花うさぎ

          

        16・被害者意識も暴力