飛び立つ想い


様々な予感と共に
月は満ちてゆく

いくつもの宝物のありかを分かっていて
まだ そこに辿り着けてないみたいな気持ち

月の光を頼りに
隠された宝物を見つけようとしているみたい


空ではいつもひそかに月がこちらを見ている

月の光はいつも心の奥の想いに
揺さぶりかける

   輝きを失ってはいないか
   大切なことを忘れてはいないか


言葉にするといつも想いは輝きを失う

心の中で大切に
光り輝くまで

育んで 
磨き上げて

   誰もその輝きを奪えないように
   誰もがその輝きを美しく思うように


そして月が満ちる頃

想いを解き放とう


   光り輝いて

   飛び立つ想い

白紙