タイ式マッサージは元々、タイのお寺が発祥だから
仏教と密接であり、エネルギーも扱う・・・はずなのですが

今は手技だけがメインで、エネルギー的側面や精神性については
あまり、教わることはありません。

もちろん「慈悲の心で施術を」というのは言われるのだけど
それを実際に自分の精神性を高めながら実践していく
というところまでは、なかなかいきません。

生活費を稼ぐためであったり(もちろんそれは必要だが唯一の目的となってはね)
腕を上げていくことによって、自己満足度が上がりすぎて天狗になる人もいます。

まぁ、これはどのヒーリングの世界でも一緒ですが・・・

精神性を伴わないヒーリングは、ある程度の質までしか期待できない
と私は感じています。

自分の肉体のみならず、心の中まで見据えて向上していくことと
クライアントさんとどう向き合ってゆくか、自分のスタンスをしっかりと持ち
それがブレていないか、常にチェックする。

お金とエゴは、いつでも簡単に、精神性をおとしめてしまいます。

落とし穴は、いつも存在していて、気がつかないうちに簡単に落ちてしまう・・・。
お金・エゴ・支配欲・・・。

最初、良いと思っていたヒーラーさんが、いつの間にか変貌し
そして施術・エネルギーなどの質が落ちた、という話を
今までどのくらい、見たり聞いたりしてきたことか。

また、厄介なのは、能力と精神性は比例しなかったりもするので
施術自体はそれなりに良くても、人間としていかがなものか
という人もいます。

お金はこれまた厄介なもので、良いエネルギーで生きているから、
良いエネルギーを提供できているからといって、お金に結びつかない場合もあれば

商売や営業の仕方・条件・何かのきっかけなどでも、入るところには入る。
たとえ質が?でも、提供側の人間性やスタンスが??でも。

提供側としていつも思うのは、どんな(肉体的・精神的・エネルギー的)ヒーリングも
必ずその人が、自分の力に目覚め、自然な状態になるための手助けに過ぎず

元気になっていくのは、自分自身の理解と努力に過ぎない、ということです。

ヒーリングやツールは、それ自体で全てを癒すことは出来ません。
もちろん、万能薬なんて、ありません。

ヒーリングツールの提供側は、常に自分をニュートラルに保ち、精神性を高め、
エネルギーの質を高めていくことが必要です。

ある意味、何らかのヒーリングを受けると、提供側のエネルギーも受け取ることになるので
(いくらニュートラルと言ってもね)相性の良い施術者を選ぶことも大切になってきます。

マッサージでもエネルギーワークでもそうですが、
自分より低い波動のエネルギーを提供されると、具合が悪くなったりします^^;
当たり前といえば当たり前ですが・・・。

だから、施術側は常に自分をクリアにし、精神性を高め
エネルギーを高めていかなければならないと思っています。

本当に日々精進、なのです。

それは、生きていく人、全てがそうあるべきなのですが
特に、ヒーラーや先生といった人たちにとっては
必要不可欠、と思っています。

ヒーラーや先生、リーダーを選ぶ時には必ず、
人間としてどうか、精神的にどうか、自分と合うかどうか・・・

慎重になって欲しいと思います。

白紙

          

        9・ヒーリングと精神性