「クリアにする」「浄化する」とかスピ用語ではよく遣われる言葉だけど

本当に意味が分かっている人はどのくらいいるのでしょうか?


時々、首をかしげることがあります。

自分の内面は実はドロドロなのに、愛だの五次元だの光だの天使だのと言ってても

なんら説得力が無いおとぎ話です。


私は、スピリチュアルに生きる、ということの基本のひとつに

自分の内面を厳しく見つめ続ける、ということがあると思っています。


自分の中には見たくない部分がたくさんあるでしょう。

でも、ゴミを見ない限りは、お掃除が出来ないのです。


そのゴミは、エゴといわれるもの。

妬み、やっかみ、恨み、欲。。。


また、傷ついた弱い自分を守るために

強固な城壁を作って、「自分は間違ってない」「正しい」「近寄るな」と過剰防衛してしまうこともあります。


弱い自分を「強く」したいと思って、「人の上に立ちたい」と思う。

そして、「下」の人たちをコントロールしようとする。


お金に執着する。

自分より更に弱い人たちから、弱みにつけこんでお金を巻き上げてみたり。

それが表向きは「あなたを助けてあげましょう」だったりする。


常に、自分の動機がどこから発しているか、自分の感情がどうやって発生したのかを

見つめつづける必要があります。


そこには、やはり自分が乗り越えなければならない何かがあるのです。

見えないように蓋をしても、いくらきれいに上塗りしても、ゴミはゴミのまま、腐っていくばかりです。


「ネガティブな感情はよくないものだ」とかいって無理にポジティブ思考やプラス感情を「持とう」とする。

でも、やっぱりその下でゴミは腐りつづける。


良くないものだとしても、持っていたらまずそれを見つけて

どういった形でか、解放していかなければならないのです。


悲しかったら泣けばいい。

悔しかったら枕でも殴ってぶつければいい。

相手の言っていることが間違いだと思ったら、相手に伝えればいい。喧嘩ではなく、議論すればいい。

踏み出すのが怖かったら、何が怖いのかを探って、怖くなくなる方法を探せばいい。


まず、ごみ出しをしましょう。

つらく長い作業になろうとも、それがスピリチュアルに生きるということの第一歩。


本当の意味でクリアになれば自然と、愛も光もあなたの中に光り輝いてきます。

そして、ごくごく自然に、魂は進化していきます。


何かに「遅れる」こともない。進化の速度はそれぞれのペースで充分。

焦ることなく、ただ自分が本当の意味で「楽に」なれる、幸せになれる道を探していく。

それには近道はありません。「急がば回れ」なのです。


そして、「もう大丈夫」ってことは、まずありません。

生きている限り、常にクリアにしていかないと

いつのまにかゴミがまた溜まっていたり、少し道がずれていたりするものです。

自分の動機がゴミから派生していたら、おのずと道があらぬ方向へ向いてしまいます。


安心・慢心は禁物。常に謙虚でいられることが大切だと思います。

それは「まだまだ自分なんてダメだ」ではなく、「まだまだ改善の余地がある」と思うことで

たくさんの畑を耕すことが出来る感じ。

もちろん、収穫も増えますね。


かくいう自分は、とことんまでやりすぎる性格のせいか

自分を叩き壊すほど、この作業をやったこともありました。

しかし、その事で違う傷を自ら負ったりもしたので、あまり賢いとは言えません^^;


でもやっぱり今でも、常に自分の心のありようには気をつけています。

スピリチュアルとかいいながら、人間としての道を踏み外している方々を多数お見受けするので

そして、時々そういう人に痛い目に遭わされるので

こちらとしても迷惑千万なこともあり、このことは常々、気にかかっています。


本当は、スピリチュアルでなくてもいいんです。

ただ大切なのは、人として素晴らしく生きられるか、

そして幸せになれるか、ということだけです。


私はたまたま、自分が楽に、幸せになる方法を探しているうちにどっぷり入り込んでしまいましたが・・・・

でも、この世界が安楽だと思ったことは皆無です。

どちらかというと過酷。

でも、その先にやっぱり素敵なこともたくさん待っているから、私はこの道でいいのです。

時間はかかったけど、やっと昔から自分の理想とする場所に近づいてきましたから。

アトリエ花うさぎ

          

        11・「クリアにする」って?