必ずそこには、闇が存在します。
光と闇は、セットなのです。
本当の光を見つけるためには闇を経験することも必要だし
それを乗り越えていくことも必要です。
また、闇は光を際立たせてくれます。
闇を知らなくては、本当の光の価値がわからないのです。
しかし、この｢闇｣って何？
闇の存在？怖い幽霊？魔物？妖怪？
もちろんそういったエネルギー的存在もあるけれど
一番の闇は、人の心の中に存在します。
そしてその心の闇、エゴやネガティブな感情が
それらの存在に力を与えるのです。
だから自分の心の闇に蓋をしていると、そこに入り込んできた存在が
自分の中で気づかず増大していることもあり得るのです。
変化に気づいても、自分が強くなったのだと思うかもしれません。
自分の力が強くなったとか、パワフルになったとか。
エゴは肥大するが、自分の進んでいる道が正しいと思っていると
正しい方向に進んでいるからパワフルになったのだと解釈するのですね。
確かに、正しい方向に進んで光が強くなった時はそうなのだけど
同じように見えて、スタートがやはり腐っているゴミであるなら
そこに力を与えてくれるのは、光ではありません。
気づかないうちに、光の方向ではなく
とんでもない方向に行ってしまっている人もいるのですが
どの段階かでも気がつく人は幸いです。
もちろん、そういった経験が魂として必要なのだろうけれど
気づくのが遅れると、とんでもない回り道となる可能性もあります。
幾つかまた人生をやり直すかもしれない。
それもまた良し、なのかもしれませんが･･･。
しかし要らない回り道ってこともあり得るわけで
それに気づく謙虚さと、また他人の忠告に聞く耳を持つことを忘れないで欲しいと思います。
そして････もうひとつ思うのは
他人の経験をありがたく学びとして受け入れることも大切なのでは？ということ。
全部の魂が全部を経験しなくちゃいけないなんてことはないのだから。
それが、誰かの負の経験を無駄にせずに生かすということだし
それによって、その誰かも無駄ではなかったと、救われるのです。
私にはどうやら魔物に手痛くやられた過去生があり
その恐怖は今生に持ち越していて、つい最近激しく浮上したのですが
友人達に助けられ、その傷から解放されました。
きっと、その過去生で一番恐ろしかったのは魔物ではなく
やはり、魔物に心を売り渡した人間だったと思うのです。
魔は、人間の闇の部分に取りついてきます。
でも必要以上に怖れることはありません。
本当にクリアになっていけば、そんなものは取りつく島もなく去っていくのですから。
一番強いのは、生きている人間の心なのです。
だからこそ、クリアに、そして愛に満ちた心を持つことが大切なのです。
